「レベルが違う、近づきたい」

打ち込みでは、大山笠の若手もお囃子を披露。

原さんは後輩の演奏にも目を配り、アドバイスします。

原正幸さん
「連打は悪くないけど、空バチの時の雑さとかが露骨に出る。もうちょい上げの山を2~3こ作る。そしたら囃子がわーって上がっていく」

吉田徠夢さん
「レベルが全然違うので、自分のレベルをどんどん上げて原さんに近づけていきたい」

野口泰造さん
「生で見せてもらっているので、まだまだ勉強するところもある。これからもいろいろ教えていただいてレベルアップしていければ」

原正幸さん
「若い子たちが底上げして頑張ってくれないと山笠って継承文化なので、うまくなりたいとかいい太鼓叩きたい、いい演奏をしたいという想いは伝わってくるので、そこが伝わってくる限りは僕も伝えようかなと思います」

今でも緊張する「五段上げ」

ベテランの原さんが今でも緊張するというのが山笠に提灯を組み上げる作業です。

山笠の一番上に5段の提灯を掲げる「五段上げ」。

原さんは5段57個の提灯がついた先端部分を担いで、駆け上がる大役を担います。

全員の息が合わないとバランスが崩れたり、竹が折れたりするため、同じ動きを繰り返し練習します。

そのスピードに定評のある西大山笠の五段上げ。

誇りと伝統を守るため、熱の入った練習が夜まで続きます。

原正幸さん
「一番最高は38秒とか。40秒前半で作り上げたい。お囃子もそうですし、五段上げもあと何回できるか分からない状態にはなってきていますので、一瞬一瞬、一回一回これが最後だという気持ちで、平常心を忘れず挑んでいきたい」