インフルエンザの流行が1月に入って大分県内で急拡大していて、大分市と西部地域では注意報基準を超えました。
大分県内58の医療機関から報告された定点あたりのインフルエンザ患者数は前の週のおよそ1.7倍にあたる8.45人となり、増加傾向が続いています。保健所別では大分市が13.71人、西部が10.2人と注意報基準の10人を超えました。

大分市にあるすみ循環器内科クリニック。発熱外来を設けているこのクリニックでは1月に入って新型コロナよりインフルエンザの患者の方が多くなっているといいます。
(隅廣邦院長)「間違いなく右肩上がりで増えています。普通の風邪症状で大概の方がかかってきますので、どっちかはっきりわからないですね症状だけでは」
新型コロナとインフルエンザの同時流行。クリニックでは両方のウイルスが検査できるキットを使用していて、中には新型コロナとインフルエンザに続けて感染したと思われる事例もあったといいます。
(隅廣邦院長)「コロナにかかって熱が下がらない、もう一度検査をするとインフルエンザ発症時期がたまたまずれただけなのかなと思いますけど、ちょっと咳とか症状が強くてかわいそうでした」
隅医師は今季のインフルエンザの感染は「例年通り」の動きをたどるとみており、コロナとの同時流行で負担がさらに増えることを懸念しています。
隅廣邦院長「この右肩上がりは2月までそのまま続くんじゃないかという感じがしています。うがい手洗いマスク着用で3年間やってきたことをやるしかない」