■第108回全国高校野球・山梨大会 決勝 帝京第三 3ー5 東海大甲府(22日、山日YBS球場)
山梨大会決勝では東海大甲府が帝京第三を下し、3年ぶり15度目の甲子園出場を決めた。試合は4番・DHの伊澤拓真(3年)の適時二塁打で2点を先制。さらに中盤にも追加点を加え試合の主導権を握った。投げてはエース右腕・村尾竜弦(3年)が相手打線を封じる好投でリードを守り切った。
プロ野球の巨人や楽天でプレーをした経歴を持つ仲澤広基監督(39)が率いる東海大甲府は、準決勝で甲府工業に延長11回タイブレークの末に勝利し、決勝へ駒を進めた。両校のエースが先発となった決勝戦、東海大甲府の村尾竜弦(3年)は初回を三者凡退とすると、続く2回もテンポよく無失点に抑えた。
打線は2回裏、帝京第三のエース・大橋巧実(3年)に対し、2死二塁のチャンスで8番・髙田尋斗(2年)が左安打を放った。二塁走者の田中楓真(3年)が本塁を狙うが、帝京第三の好守に阻まれ得点ならず。それでも3回裏、2死走者無しから水野誠生(3年)が中安打、田中三士郎(3年)が死球で出塁。すると続く4番・DHの伊澤拓真(3年)にレフトへの適時二塁打が飛び出し、2点を先制した。
5回には1死走者無しから大澤風汰(3年)が四球で出塁すると、すかさず盗塁を決めて追加点の好機を演出。帝京第三は2人目・奥田光(3年)をマウンドへ送ったが、暴投で1死三塁に。ここで2番・水野誠生(3年)がセンターへの適時打を放ち、貴重な3点目を挙げた。
村尾は力強い直球を中心に中盤まで相手打線を封じた。終盤に入った7回には、先頭に出塁を許すも堅い守備で後続を抑え、スコアに0を並べた。その裏、帝京第三の3人目・今村裕星(3年)に対し、連打で無死一、三塁とチャンスで主将・田中楓がライトへ適時打を放ち、4点目。さらに平野快留(2年)の中犠飛で5点目を挙げた。
5点のリードに変わり、8回以降もマウンドに立ち続けた村尾は、走者を背負いながらも落ち着いた投球で本塁を踏ませず。しかし9回、無死一、二塁のピンチで代打・大町健琉(2年)にセンターの頭上を越す適時三塁打を浴びるなど、3点を返された。それでも後続を抑えリードを守り切り勝利した東海大甲府。23年以来3年ぶりに聖地への切符を掴んだ。
敗れた帝京第三は、準決勝で今秋ドラフト候補の菰田陽生(3年)を擁する山梨学院を破り決勝進出。同校は来春に学校名が「帝京大青峰」となる。現校名で迎える最後の夏で甲子園初出場を目指したが、あと一歩届かなかった。














