宮城県女川町本土と離島の出島(いずしま)をつなぐ出島架橋について橋本体の組み立て工事が22日から女川港で開始されることになりました。町は2024年12月までの完成を目指しています。
出島架橋は、女川町本土と牡鹿半島の東側に位置する出島とをつなぐ橋で、364メートルのアーチ橋です。町によりますと、この出島架橋について、本体の部材の工事が三重県津市で進められていて、20日できあがった部材の一部が初めて女川港石浜ヤードに到着し、組み立て工事が始まります。
町の本土から出島に行くには、現在フェリーでおよそ50分かかりますが、出島架橋が完成すれば車で15分弱でつながります。また、東北電力女川原発の重大事故時には避難道路にもなるため、島の住民らにとって出島架橋の整備は悲願となっています。事業主体は町で、総事業費は167億円が見込まれます。町は、2024年12月までの完成を目指しています。














