日本時間のきょう午後3時すぎ、インドネシア付近の海底でマグニチュード7クラスの大きな地震が発生しました。気象庁は日本への影響について、若干の海面変動があるかもしれないものの、津波の被害の心配はないとしています。

気象庁によりますと、日本時間の午後3時6分ごろ、インドネシア付近のモルッカ海でマグニチュード7.2の大地震が発生しました。

気象庁は午後3時半、日本への津波の影響があるかどうか調査した結果、若干の海面変動があるかもしれないものの、津波の被害の心配はないと発表しました。海面変動とは、地震の影響により、海面の高さが多少、上下に動く現象で、予想される高さは高くても20センチ以下です。

気象庁によりますと、海面変動が予想される沿岸は太平洋側を中心に北海道から沖縄にかけての広い範囲で、若干の海面変動が予想される時刻は早ければ午後5時頃で、これらの沿岸では今後、半日程度は若干の海面変動が継続する可能性が高いと考えられるということです。

気象庁は被害の発生を心配する必要はないとしていますが、海や海の近くで作業やレジャーを行う場合は、念のため注意するよう呼びかけています。

アメリカの地質調査所は午後4時現在、この地震の規模を示すマグニチュードを7.0としています。