「技能実習生」として佐渡市に来ているのは、ダン・ティ・ゴックさん(27歳)と、ホ・ティ・ジャンさん(26歳)、ヴ・トゥ・フオンさん(26歳)の3人。

彼女たちは、佐渡市徳和(とくわ)にある特別養護老人ホーム「スマイル赤泊」で4年前から実習に励んでいます。
【ダン・ティ・ゴックさん】「私はベトナムにいたときに介護の免許を持っていたので、日本に来て介護の仕事に就いて働きたいと思いました」


スキルアップを目指して日本にやって来たゴックさんが最初に苦労したのは…

【ダン・ティ・ゴックさん】「一番大変なことは日本語の勉強ですね。聞き取りとか、佐渡弁とかね…


介護職には高いコミュニケーション能力が求められますが、介護の実習生は基本的な日本語が理解できるとされる、日本語能力試験の「N4」に合格しています。
それでも聞き取りには苦労したといいます。


【スマイル赤泊 永井恭子施設長】「『最初のうちはスマホを持っていいですよ』と言って常に調べて、3~4か月くらいから日本語がすごく上手になって言葉を覚えてきました」


一緒に働くスタッフも、ゴックさんたちを信頼しています。


【職員】「利用者にも凄く好かれていて、コミュニケーションを取る上では日本人と同じように話ができる。もう居ないのが考えられないくらい頑張ってくれている」


佐渡の静かな環境や、周りの人たちの親切なところが好きだというゴックさん。
今後は、介護福祉士の資格を取得し在留資格を目指しています。

【ダン・ティ・ゴックさん】「佐渡に住むことが好きになりました。他の所に行きたくないです」