新潟県知事3年ぶりの海外視察
3年ぶりの海外視察で1月11日にベトナムを訪れた新潟県の花角英世知事。

「現地の経済動向の視察」と「政府要人との面会」を通じて、交流をさらに深める足がかりを作ることが目的です。
その中で特にテーマに上がったのが『経済交流や人材交流』でした。

【新潟県 花角英世知事】「政府要人との間で新潟県の存在をしっかり認識していただきたいと思っている」

12日にはフック国家主席との会談に臨みました。

【グエン・スアン・フック国家主席】「両国の良好な関係の中、地方間の交流も非常に大切。新潟県知事には、引き続きベトナムとの友好交流を継続してさらに発展させることを期待している」

会談の中でフック国家主席は技能実習生について触れ、受け入れに感謝を述べるとともに「引き続き支援をお願いしたい」と要望したということです。

技能実習生は、日本の技術や知識を開発途上国へもたらすことを目的に、最長5年間、日本で仕事を学ぶ制度です。

現在、新潟県内にいる技能実習生はおよそ3700人で、国籍別ではベトナムが2276人と全体の6割を占めていて、その数は4年間で倍以上に増えています。

12日に花角知事は、ベトナム政府・計画投資省のゴック副大臣とも面会しました。
ゴック副大臣が要望したのは、技能実習生がより長期的に働ける環境です。

【ベトナム政府・計画投資省 ゴック副大臣】「外国人技能実習生が長く新潟で働けるようにしてほしい。例えば、本国に戻った後もベトナムにある新潟の企業で働けるようにしてほしい」

花角知事は現地にある実習生の送り出し機関も視察しました。