「カバンひっくり返せ」
主犯格とされる男は、7月15日の公判で、長谷さんが財布を探して見つからない様子だったため、少年(当時17)が「カバンひっくり返せ」と言って長谷さんのリュックを取り上げて中身を地面に広げたと述べています。
そこから財布が出てきたため、少年(当時17)が自身に財布を渡し、高校生だった男が「クレジットカードもある」と見つけ出したと主張し、少年たちが積極的に金品奪取に関与したと強調しました。
高校生だった男は、5月27日の公判で、タバコを購入する前の段階で、主犯格とされる男から長谷さんの財布を渡され、小銭を手に取って考えた末に八木原被告に渡したと述べています。
また、クレジットカードでタバコを買うと言い出したのは主犯格とされる男であったと証言しました。
その後、第3暴行の最中に主犯格とされる男からクレジットカードがないか尋ねられ、自身が少し探して見つけてしまい、主犯格とされる男に渡してしまったと主張しました。
少年(当時16)は、5月28日の公判で、少年(当時17)がカバンをひっくり返して中身を出し、そこからモバイルバッテリーを奪ったと証言しており、少年(当時17)がカバンをあさっていたという点では川村被告や主犯格とされる男の証言と一致しています。
これに対し少年(当時17)は、7月16日の公判で、自らカバンをひっくり返して中身を出した事実を否定しました。
少年(当時17)は、高校生だった男が「小銭オレにくれ」と言ったことに便乗して、深く考えずに「クレジットカード俺」と発言したことは認めました。
しかし、長谷さんが「財布ないです」と答えたため、主犯格とされる男がしびれを切らして自ら長谷さんのカバンを取り上げ、財布を取り出したと証言しています。
その後、犯行は、さらに凄惨さを増す「第3暴行」へと移行します。
【後編へ続く】
現在、審理中の当時18歳の主犯格とされる男と17歳の少年の起訴状によりますと、2人は男女4人と共謀し、2024年10月25日から26日にかけて、長谷知哉さん(当時20)の顔や腹部を多数殴る蹴るなど暴行。
さらに「全部出せ、全額」「クレジットカードもな」などと脅迫して暴行を加え、現金やカードなどを奪い、長谷さんを外傷性ショックで死亡させたうえ、奪ったクレジットカードでたばこなどをだまし取ったほか、キャッシュカードで現金12万7000円を引き出したなどとして、強盗致死や詐欺、窃盗などの罪に問われています。
おことわり
HBCでは、特定少年の被告を実名で報じるかどうか、事件ごとに判断しています。今回の事件は、1人の大学生の命が失われた結果の重大性、社会的影響の大きさなどを総合的に判断した結果、地上波テレビ放送では実名で報じることにしました。なお、デジタル配信の記事は、半永久的に残るインターネットの特性を考慮して匿名で報じています。
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