きょう、国会で改正皇室典範が成立しました。国会での審議時間は、衆議院・参議院あわせて6時間余りのスピード採決となりました。

きょう、国会で成立した改正皇室典範。側近によると、陛下や秋篠宮さまにもすぐに報告されたといいます。

新しい典範では、▼女性皇族が結婚後も皇族の身分を保持することや、▼旧宮家の男系男子を養子として皇室に迎えることが可能となります。

また、養子の子が男子であれば皇位継承資格を持つことになります。

国会での審議時間は、衆議院・参議院あわせて6時間余り。“スピード採決”ともいわれる今回。

これまで、皇位継承などをめぐり、総理らに提言を行ってきた専門家は「国会審議の前に、有識者会議などで相当、慎重に議論された」と話します。

日本大学 百地章 名誉教授
「普通の法律のように、委員会でもって喧々諤々の議論をするということは、皇室についてはふさわしくないということで、静謐な環境の中で議論してきました。相当、慎重に審議されたことは間違いないわけです。積年にわたる悲願がようやく達成できて嬉しいです。男系による皇統の安定的継承の第一歩がスタートできることになる」

一方、別の専門家は「安定的な皇位継承については十分に議論されなかった」と指摘します。

名古屋大学 河西秀哉 教授
「結局のところ、女性天皇とか女系天皇にしたくない第一歩なんじゃないかと思われても不思議ではないと思いますね。国民の総意とか立法府の総意とかを無視して、政府が決めたいことについてそのままやっちゃうのが前例となったという感じなんですよね」

国会での審議が始まる前に天皇陛下は…

「皇族数の確保のあり方についての議論においても、国民の皆さんの理解が得られるものとなることを望んでおります」

今回の改正、国民の理解が得られるものになったのでしょうか。