ある信号機の疑問について調べました。
宮崎市の橘橋近くの交差点に設置された信号機ですが、このように信号は「赤」なのですが、矢印は「すべての方向」に青となることがあります。

一見すると「青信号」でいいのではと思ってしまいますが、なぜこのような運用となっているのでしょうか?
そこには深いワケがありました。

多くの車が行き交う宮崎市の橘橋南交差点。
ここで、今年2月から新たな運用が始まったのが、この信号機です。

(玉岡克希記者)
「橘橋南交差点に来ています。あちらの信号を見ますと、上側の信号は『赤』を指していますが、下側の矢印灯器は、左・直進・右すべてが青を指していて、南進するすべての車両が進める状態になっています」

近くを通行している人に聞いてみると…

(通行人)
「分かりやすいで言えば、『青』でいいんじゃないかと思います」
「上の方の『青』で十分じゃないかなと思います。ちょっと理由は分からないんですけど、皆さんの声が多ければ、その声に統一したほうがいいんじゃないかなと思います」

一見、通常の「青」でも良さそうですが、なぜ「赤」と「矢印」を表示しているのでしょうか。

(宮崎県警本部交通規制課 廣澤弘幸統括官)
「3方向矢印が出ている間は、歩行者灯器は『赤』になっていますので、車両はスムーズに進む効果が期待できます」

通常の「青」の場合、歩行者や対向車の信号が「青」となっているタイミングがあるため、ドライバーはそれらに気を付けながら慎重に運転しなければいけません。

しかし、「赤」で3方向が「青矢印」の場合、歩行者と対向車の信号が「赤」になっているため、車はスムーズかつ安全に進むことができるのです。

実際、この信号表示の運用が始まって以降、事故は起きていないということです。

(宮崎県警本部交通規制課 廣澤弘幸統括官)
「新しい信号の運用も半年になりました。県民の皆さまにも慣れていただいて、安全運転に心がけていただきたいと思います」

赤信号と3つの青い矢印。
奇妙にも見えるその表示の裏側には、交通安全を守るための理由が隠されていました。

現在、3つの方向に青の矢印を表示する信号機は、宮崎県内ではここだけだということです。