消防はすぐに窓を割ることはできない

閉じ込められて1時間後、到着したロードサービスによってカギが開けられましたが、女の子2人は熱中症の疑いで病院に運ばれました。

最高気温が30℃を超える今の時期、エンジンが切れたまま締め切られた車はどのような状態になるのか実験しました。

赤外線カメラを通すと5分もすれば赤くなり…

記者​「実験開始から約1時間が経過しました。手元の温度計は45度を超えています。車の中は蒸されるような暑さです」

JAF(日本自動車連盟)は締め切られた車内の危険性を指摘します。

JAF熊本支部 緒方将さん「目安とし15分程度でもう危ない。(15分で)40度近くなることもあるので、体温調整のききにくい子どもや高齢者は、短い時間でも命にかかわることがある」

救助に当たった消防は、母親と協議してロードサービスを待ち「これ以上容体が急変したら割る」と伝えたということです。

――消防の判断ではすぐに窓は割れないのでしょうか?

熊本市消防局によりますと「原則、所有者の承諾がないと壊すことができない」とのことです。

一方、呼びかけに反応がないなど緊急性が高いと判断した場合、承諾なしで割ることもあります。

ただ、明確な基準がないため判断は難しいということです。

電子キーが原因とみられる車内閉じ込め事故は多いことから、JAFでは「カギは自分で肌身離さず持つ」「子どもがおもちゃとしてカギを欲しがっても与えない」と呼びかけています。