「面白半分で暴力を加え、死なせてしまった」

4回目の公判となる16日は、17歳の少年の被告人質問が行われ、冒頭で少年は涙ながらに謝罪の言葉を述べました。

「謝罪の前にまず謝らなければならないことがりあります。家庭裁判所による少年審判の場で謝罪しなかったこと、まことに申し訳分けございませんでした。その日謝罪をしなかったことにより本日、謝罪をさせていただきます」
「被害者の方が亡くなったこと、大変申し訳ないことをしたと思っています。そして、両親からすると、大切な、念願であった息子さんを、お姉さんからすると唯一の弟の命を、自分の軽率な態度と無責任な暴力と言動で命を奪ってしまったこと、まことに申し訳ございませんでした」
「被害者を自分は殴る蹴る、踏みつける暴力を加え、クレジットカードでタバコを購入させたり、キャッシュカードを使って大学の奨学金や両親が送ったお金を奪ってしまいました。さらに被害者は無抵抗の状態で暴力を受けているのに、自分たちは面白半分で暴力を加え、死なせてしまいました。申し訳ございませんでした」
「被害者は、とても痛いし、苦しいし、つらい思いをされたと思うし、自分がやられる側だったら、自ら死を選ぶような、生きているだけで地獄のような、なのにクレジットカードを、あとから払う予定もないのにタバコを購入。そのあとどうするつもりだったか全く考えておりませんでした」
「そして、彼に与えた恐怖、痛み、苦しみ、無力感は多大なるもので、それなのにずっと暴力を加え、火やタバコの焼きをいれ、最終的には、すべての着衣とスマホ、すべて奪って10月末の寒い中、1人放置してしまって、自分たちはラーメンを食べていたのに、被害者はその間も寒い、痛い、苦しい思いをさせて申し訳ございませんでした」
「次の日の朝、被害者が亡くなっているのを聞き、自分たちは…(泣き声)本当に申し訳ないことをしたと思っています」
「ご遺族に対しては、彼が亡くなったことで、恐怖、無力感、最低限の生活の意欲さえ奪いました。被害者と過ごせるはずだった時間、これからの時間を奪ってしまい、まことに申し訳ございませんでした」

【弁護側の被告人質問】

(何のために被害者と八木原さんと合流したと思いますか?)
「川村被告、主犯格とされる男が電話の先で話しているのをみて、相手、つまり八木原被告と会うと考えていました。

(合流すると知ったのはいつですか?)
「(江別市内)公園に着いてからです」

(当時の認識はどうでしたか?何のために合流したと思っていましたか?)
「主感覚とされる男から電話先の相手に対して、『お前、そこで待ってろよ』と言っていて、けんかになると思いました。

(なぜ、けんかになると思ったのですか?)
「口調がとても”けんかごし”に聞こえたからです」

(なぜあなたも一緒に行くことになったのですか?)
「川村被告も一緒に行くことになって、当時、川村被告と付き合っていたのもあり、ドライブ仲間でもあり、自然とついていく流れになりました」

(けんかが始まったら、どうするつもりでしたか?)
「江別に向かうとき、少年(当時16)と高校生の男(当時18)が、けんかするなら見たいと話していて、(自分は)そういうつもりがなかったので、みんなついていく理由はそうなんだと思っていました」

(コンビニで、あなたの案で公園に移動したが、その意味は?)
「コンビニは、八木原被告と川村被告と僕が勤めていたバイト先で、オーナーが揉め事になると文句言ってきたり、けんかになれば防犯カメラが、どちらにしても不利になると思ったからです」

(第1の暴行が始まって、被害者はやり返していましたか?)
「していませんでした」

(当初の想像のけんかではないですが、これを見てどう思いましたか?)
「主犯格とされる男がシャドーボクシングしていて、少年(当時16)と主犯格と去る男に『やるね』と話していたと思います。被害者がやり返すことなく、暴行始まった時、これ”ヤキ入れ”なんだと気づきました」

(ヤキ入れとは?)
「説教みたいな」

(説教とは、言葉だけで叱るイメージですか?)
「暴行もあり得る、説教、ヤンキーの間の説教のイメージです」

(主犯格とされる男の暴行をとめようとはしていないですよね?)
「していないです」