「検察なめんなよ」検察の取り調べの是非を問う裁判。恫喝的な取り調べの映像が法廷で流されました。
大阪地裁の法廷で流れた自身の取り調べの映像を緊張した面持ちで見るのは、田渕大輔被告(54)です。
現職の検察官の取り調べが罪にあたるか問われている異例の裁判。
田渕検事は大阪地検特捜部に所属していた2019年12月、不動産会社「プレサンスコーポレーション」と学校法人の土地取引をめぐる巨額横領事件の捜査を担当していた時に、当時の社長・山岸忍さん(63)の部下の男性に対し、恫喝的・侮辱的な取り調べをしたとして、特別公務員暴行陵虐の罪に問われています。
部下の男性と山岸さんは当時、逮捕・起訴され、男性は有罪となりましたが、山岸さんは無罪が確定しています。
これまでの裁判で田渕検事は「職務に基づき取り調べを行い、陵虐の意図は全くありません」と無罪を主張。
検察官役の指定弁護士は「裁判所がこの行為を犯罪と判断するかどうかが問われる裁判で警察と検察を含め取り調べの在り方が根底から変わる」として検察組織全体の問題だと指摘しています。
2回目の公判となった7月15日は、検察官役の指定弁護士が法廷で田渕検事の取り調べの映像を流しました。
【田渕検事の取り調べの映像より】
「自分の手柄が欲しいがあまりですか?そうだとしたら、あなたはプレサンスの評判をおとしめた、世間の評判をおとしめた、大罪人ですよ」
その後の証拠調べで、検察官役の指定弁護士は最高検が行った監察結果を示し、田渕検事について机をたたいたり過度に不安をあおったりしたとして不適正な行為だったと認定されていると指摘しました。
次の公判は8月24日の予定で、捜査を取り仕切っていた主任検事の証人尋問が行われます。
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