ホルムズ海峡を航行する船をめぐって、トランプ大統領は、安全を守る“見返り”に、貨物の価値の20%を「対価」として請求すると主張しました。
青空の下、通行人や観光客が写真におさめるのは、立派な金色のトロフィー。ここは、アメリカのホワイトハウス近くの広場です。トロフィーには、こう記されています。
「イラン戦争への積極的な参加に対し、トランプ大統領に『参加賞』を授与する」
設置したのは匿名のアーティスト集団で、アメリカによるイランへの攻撃に対し、抗議の意味が込められているようです。この集団は、過去にもここにさまざまなオブジェを設置。アーケードゲームも作るなど、トランプ政権を風刺してきました。
そんな批判をよそに、アメリカ中央軍は12日、実戦で初めて、水上ドローンによるイランへの攻撃を行ったと明らかにしました。3日連続でイランを攻撃したアメリカ軍。5時間の作戦で、各地の軍事目標を攻撃したと発表しました。
アメリカ トランプ大統領
「我々は膨大な弾薬を保有しており、猛烈な攻撃を仕掛けている。攻撃は今後も続く」
また、今後の攻撃対象として、核関連の地下施設があると指摘されているイラン中部の山を近く、攻撃するとの考えを示しました。
さらに、イランの港湾に出入りする船舶への封鎖措置を再開させると表明。実施は「日本時間15日午前5時から」としています。
また、ホルムズ海峡については…
アメリカ トランプ大統領(SNSより)
「ホルムズ海峡の守護者になる」
アメリカが「守護者」だとし、海峡での安全な航行を確保することへの“見返り”として、対価を各国に請求する方針を明らかにしました。
アメリカ トランプ大統領
「(ホルムズ海峡を)守ることに対する報酬をもらうつもりだ。大金だが、兵士を危険にさらしてやっているのだから、補償を受けたいだけだ」
請求額については「貨物の価値の20%」だとしています。
ホルムズ海峡をめぐっては、イラン側も「サービス料」を徴収する方針を示してきました。トランプ氏が“対価”を要求したことについて、アラグチ外相は皮肉を交えて、こう主張しました。
イラン アラグチ外相
「アメリカの大統領は完全に正しい。安全で確実な通航を提供する側は、そのサービスへの対価を受け取るべきだ」
イラン側も報復として、バーレーンやヨルダンにあるアメリカ軍の軍事施設を攻撃したと主張しています。
こうした情勢を受け、原油の先物価格は、一時1バレル=81ドル台まで値を上げ、およそ1か月ぶりの高値をつけました。
外国為替市場では「有事のドル買い」もあり、円売り・ドル買いが強まり、一時1ドル=162円台前半まで円安が進みました。
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