なぜ糸の先に卵?

──なぜ卵を糸の先につけて産むのでしょうか。

(東洋産業 大野竜徳さん)
「クサカゲロウの卵の最大の特徴は、一本の細い柄の先にぶら下がるように産み付けられることです。

こんな手間のかかる産み方をするその理由は卵を守るため。アリなどの捕食者に卵を誘拐されにくくするため、その他に共食いを防ぐためと考えられます。

特にクサカゲロウの幼虫は肉食性で、孵化した直後から狩りを始めます。

しかし、獲物が見つからないと同じ時期に孵化した兄弟同士で共食いが始まります。

卵同士を離して配置することで、孵化した幼虫がすぐに出会わないよう時間稼ぎの工夫をしているのでしょう」