2022年の1年間で倒産した大分県内企業は45件で、うち半数が新型コロナの影響を受けたことによる経営破たんでした。

民間の信用調査会社、東京商工リサーチによりますと、大分県内で2022年に倒産した企業は45件で前の年から8件増えました。負債総額は83億1300万円と、前年から42億7600万円減少しています。倒産した企業のうち半数を上回る23件が新型コロナの関連倒産で、負債額は日田市天瀬町でホテルを運営していた「山一観光」の23億5100万円が最大となっています。

今後について東京商工リサーチは「小規模事業者ほど日々の資金繰りに追われ、原材料費の高騰や人手不足による負担増で破たんが増加する可能性が高まっている」と分析しています。