元裁判官が分析する量刑の焦点と更生の可能性

では、事件を主導したという立場が今後の裁判で量刑にどのような影響を及ぼすのか、元裁判官で刑事事件に詳しい内田健太弁護士に聞いています。

解説する元札幌地裁の裁判官・内田健太弁護士
元札幌地裁・裁判官 内田健太弁護士

元札幌地裁の裁判官 内田健太弁護士
「一般に共犯事件ということですと、通常はその共犯者間での役割、誰が主導的で誰が従属的だったのか、ここが一番重要になってくると考えています」

「そういう意味で今回、男は主導的だという意見もある一方で、重い要素が結構あるわけですが、他方で当時18歳の特定少年という立場にありました」

「未熟で、一般的には可塑性、今後の更生の可能性があるという事情もあるということですので、やはりこういう可塑性があると言いながらも、ただ今回ほど重いことをしているというところで、このバランスについては裁判所としてもかなり悩ましい問題だと考えています」

「今までずっと主犯格という形で取り扱ってきたことを考えると、検察としては無期懲役を含む、無期懲役以上の求刑を当然視野に入れて裁判を進めていると考えています」

弁護側の対応や反省の態度について語る内田健太弁護士
弁護側の立論について分析する内田健太弁護士(7月13日)

「あともう一つは、やはり反省の態度ですね。真摯な反省というところをどれだけ見せられるかどうか。このあたりに、弁護人としては力を入れていくと考えています」