メロンが特産のつがる市が続けている通年で収穫できる「水耕栽培」の実証試験で、実際の栽培規模に近い大型の施設が完成し、17日苗が植えられ、新たな試験が始まりました。
つがる市柏(かしわ)に完成したメロンの水耕栽培施設は、幅12メートル、長さ26メートル、栽培用の水槽は18台とこれまでの実証試験の施設の約8倍の面積があります。農家の所得を向上させ、後継者不足による生産量の減少を抑えようと、つがる市は、温泉熱などを利用して1年中収穫できる「水耕栽培」に着目し、2020年から実証試験を行っています。
17日は、倉光弘昭(くらみつ・ひろあき)市長がマスクメロンとレノンハートの2種類の苗を植えました。今後は、実際に経営する際の規模に近いこの施設で栽培方法の確立を目指します。
※つがる市 倉光弘昭市長
「どの品種が水耕栽培に適しているのかほぼ見極めがついてきましたので、この広い施設に移って収益をどう確立していくのか、その辺りを見極めながら技術を確立していきたい。」
試験では、年間6回栽培を行い、約1600個の収穫が見込まれています。














