“駆け引き”続く米イラン トランプ氏 海上封鎖の再開も示唆

小川彩佳キャスター:
トランプ大統領はイランへの強硬姿勢を強めていますが、また全面的な戦闘に戻る可能性があるということなのでしょうか。それとも脅しなのでしょうか。

ワシントン支局長 涌井文晶記者:
トランプ大統領は報道陣から「停戦の終わり」は全面的な戦闘再開を意味するのか、と聞かれた際には正面からの回答を避け、イランとの交渉継続も排除しない姿勢を示しました。

トランプ氏は戦闘を停止し、ホルムズ海峡の開放を実現して、原油価格を下げたかったからこそ3週間前にイランとの覚書への署名を急いだわけです。再び激しい戦闘状態に戻るのは避けたい、というのが本音だろうと思います。

ただ、ホルムズ海峡の支配を強めようとする、このところのイランの姿勢も容認できず、厳しい警告を発している状況と見ています。

藤森祥平キャスター:
軍事行動のエスカレートを避けたいトランプ氏の事情は、イラン側にも見透かされているのではないかと思われますが、イランを動かす戦略はほかにあるのでしょうか。

ワシントン支局長 涌井文晶記者:
アメリカ財務省が7日に一時的に認めていたイラン産原油などの販売認可を取り消すと発表したほか、トランプ氏はイランに対する海上封鎖を再開する可能性を示唆しました。

これらは石油に支えられるイラン経済に打撃を与える狙いですが、再び原油価格上昇の可能性もあります。

11月に中間選挙を控えるトランプ氏は、国内世論の反発もにらみながらイランとの駆け引きを続けることになりそうです。