日頃から子どもの様子を見ている保育園の先生の「見立て」も大切

栁先生は「日常的に集団生活の中での様子をよく見ている保育園や幼稚園の先生方の見立てが参考になる」と話したうえで「その辺が大丈夫そうなら、大丈夫なんじゃないかなと思うんですよね」と付け加えました。

「できないこと」ではなく、「昨日よりできた」変化を見つけて褒める

聞き手の菊野紗史さんが「相談者は(子どもに)きつく言うのも良くないかもと思い悩んでいる」と紹介すると、栁先生は次のように答えました。

「そこはADHDに限らず大切なことです。『できないこと』よりも、『できていること』を見つけてあげることが、この年齢の子どもへの関わり方として大切だと思います」

具体的な対応として、例えばいつもは5分や10分で座るのをやめて動いてしまう子が、翌日にそれよりもう少し長く座ることができたら、「昨日より長く座れたね」と声をかけて褒めてあげる手法を提示しました。

こうした小さな変化に目を向ける「プラスの動機付け」によって、より良くできた行動を後押ししていくアプローチを勧めました。