大分県は佐伯市の養鶏場で高病原性鳥インフルエンザが発生した可能性が高まったとして、17日朝からおよそ5万5000羽のニワトリの殺処分を開始しました。

(広瀬知事)「残念ながら疑似患畜ということです。これを受けて防疫措置の開始を指示します」

大分県は簡易検査に続いて遺伝子検査を行った結果、佐伯市宇目の養鶏農場で死んだニワトリから鳥インフルエンザの陽性反応が確認されたと発表しました。農水省は高病原性鳥インフルエンザの可能性が高まったとして、今シーズン国内60例目と判断。これを受けて、県は午前8時から発生農場など3か所でニワトリの殺処分を開始しました。殺処分数は県内で過去最多となる5万5000羽に上ります。

県は19日までに埋却や消毒などの防疫作業を完了させる方針です。