なぜ病院がオリハラさんにオファー?

しかし、オリハラさんの前職は製造業。医療の経験もないオリハラさんに、なぜ病院が声をかけたのでしょうか。

オリハラさんが案内されたのは、総務課のオフィス。経理や労務管理などの事務作業を担当していて、現在は計4人が勤務しています。

例えば、こんな仕事も―。

横田記念病院 総務課・荒舘乃梨子さん
「電子カルテシステムっていうのを使って、先生方とか看護師さんが患者さんの記録をとるんですけど、『動かない』ってなったらとりあえず行ってみて、それを直したりとか」
「全部署のいろんな人たちと、いろんな会話をしたりとか困りごとを聞いたりとかしながら、『こうしたらいいんじゃないか』っていうのをいっしょに考えて、それを形にするみたいな仕事」

縁の下の力持ちである総務。現在は、医療従事者が患者との対話やケアの時間を少しでも長く確保できるよう、関連業務のDX化に力を入れていますが…。

横田記念病院・横田龍大理事長
「その推進役が総務の中でも手一杯になってきていて、若い大胆な人の力をお借りしたい」

様々な部署とのコミュニケーションが求められる病院の総務。

そうした中で、病院がオリハラさんに期待するのは、ムードメーカーとしての役割だといいます。

横田記念病院・横田龍大理事長
「病院って人の命や健康をお預かりするので、とてもリアリストで、とても慎重な行動をする集団なんです。とはいえ、コミュニケーションの中でとか、組織の潤滑油としてそういう大胆だったり、冒険心あふれた人がいてくれるっていうのも、ひとつの多様性かなと思っています」