未来の家を想像する 子どもたちと紡ぐ「100年後のミライ」
2024年5月中旬、村上市の山には、子どもたちの声が響いていました。
新潟市内の住宅建材会社が主催した、親子による植林体験活動です。
参加した親子は、土を掘り、小さな苗木を一本ずつ植えていきました。

日頃から建材として木を扱う会社の代表・池田新太郎さんは、子どもたちが苗木を植える姿を見つめながら、こう話します。
「新潟は本当に森林の県。だからこそ、木をもっと身近に感じてほしい。地元の山の現状を発信することで、少しでも『地元の木を使おう』という意識のきっかけになればと思っています」
小さな苗木は、すぐに家を支える柱になるわけではありません。
何十年もの時間をかけて育ち、いつか誰かの暮らしを支える木になるかもしれません。
池田さんは、その長い時間に思いをはせます。
「今日、こうして小さな子どもたちが苗木を植えてくれる姿を見ると、この子たちが大人になり、おじいちゃんになる頃には、あの遠くに見える大きな木みたいに育つんだな、と感慨深い気持ちになりますね」
自分たちの手で植えた一本の苗木が、100年先の誰かの暮らしにつながっていく。植林体験は、木と人との関係を見つめ直す時間にもなりました。














