訓練を終えた盲導犬5頭と新しいパートナーたちとの生活を応援する出発式が、2日、仙台で行われました。約7年から8年間、目の不自由なパートナーたちの日常生活を支えます。

パートナーの歩幅に合わせゆっくりとリードする盲導犬。
仙台市青葉区で開かれた新ユニット出発式には、仙台市内の施設で訓練し、2025年度から盲導犬としてデビューした2歳から3歳までの盲導犬5頭と、それぞれのパートナーが出席しました。

日本盲導犬協会によりますと、盲導犬の候補となるイヌたちは1歳から1年間、訓練センターで人の指示に従ったり、障害物をよけて歩いたりする訓練をします。
最終的な試験に合格できるのは、全体の3割~4割ほどだということです。

岩手県に住むこちらの女性は、白杖で生活していたものの雪道を経験してから盲導犬を希望するようになったということです。
「何とか歩けるようになりましたが、冬は雪で目印がなくなり、白杖での歩行は困難でした。(盲導犬と)雪でも歩くことができてうれしかったです。道に迷うこともありますが、声をかけてもらうこともあります」

2日は新たな門出を祝い、それぞれのペアに記念品の首輪が手渡されました。

佐藤 長一さんとメスの盲導犬・ニーム:
「盲導犬は障害物、曲がり角、段差を教えてくれるが(ニームは)100点満点の仕事をしてくれる」
「規則正しい生活が盲導犬によってできている、そんな感じです」

半澤 絵美子さんとオスの盲導犬・デン:
「共同訓練が始まったその日からおなかをペロンと出して、仕事はしっかりしてくれるけれど、甘えん坊で可愛い」
「いろんなことに挑戦したり、いろんなところに行ってみたい」

2026年3月現在、宮城県内では18頭の盲導犬が活動しています。
2日出席した5頭は、10歳前後で引退するまでの約7年から8年の間、パートナーと生活を共にします。

日本盲導犬協会では、もし街で盲導犬に出会っても、盲導犬に触ったり、食べ物を見せたりせず、そっと見守ってほしいと呼びかけています。
また、盲導犬は信号の色を判断することができないため、盲導犬ユーザーの方が信号待ちをしているときは、信号が変わったことを教えると安心につながるということです。