大分県は16日、佐伯市の肉用鶏農場で新たに高病原性鳥インフルエンザを疑う事例が発生したと発表しました。

県によりますと、16日午前10時ごろ、大分県佐伯市の肉用鶏農場からニワトリの死亡数が増加したと連絡がありました。豊後大野家畜保健衛生所が簡易検査を実施したところ、13羽中6羽で鳥インフルエンザの陽性を確認したということです。

この農場では肉用鶏およそ1万3000羽を飼育していて、大分家畜保健衛生所が現在、遺伝子検査を実施しています。

県はこの農場からの飼養家きん、家きん卵、器具などの移動制限を指示したほか、発生に備えた防疫措置の準備を進めています。

県は対策本部会議を開いて、今後の方針を協議することにしています。大分県内で今シーズン、鳥インフルエンザの疑い例が確認されたのは初めてです。