本格的な夏山シーズンの到来です。西日本最高峰の石鎚山では、1日、恒例の「お山開き」が行われ、雨の中、多くの信者が集まり熱気に包まれました。

午前6時半、石鎚山の7合目にある成就社では、厳かに神事が執り行われたあと、仁・智・勇の三体の御神像が、次々と運び出されました。

降りしきる雨の中、およそ300人の信者がそれぞれの御神像と共に「ワッショイ、ワッショイ」と掛け声を響かせながら境内を練り歩きます。

(信者)
「去年と今年、僕は子どもが出来たので、それのお守りを『ありがとうございました』という返しに来るのと、『これからもよろしくお願いします』という気持ちで登る」
「健康を願って登る。がんばるぞー」

そして、信者たちは、御神像と共に標高1982メートルの頂を目指しました。

最大の難所「鎖場」では、ほぼ垂直にそそり立つ岩肌を声を掛け合いながら一気に登ります。

山頂に到着した信者たちは、ほら貝の音色が響き渡る中胴上げをしたり、ご利益を授かろうと御神像を体にこすり合わせたりして、1年間の無病息災を祈っていました。

(信者)
「こういう天気だが、気持ちのいい山開きができたのでは」
「60回以上来ている。家内安全、大難は小難、小難は無難ということでさせてもらったら、一番ありがたい」

(初めて参加した信者)
「神の境地というか、足場のないところを登っていく感覚で、石鎚山の偉大さ、自然の偉大さを知らされた」

「お山開き」の夏季大祭は10日まで続き、神社では期間中、およそ1万人の人出を見込んでいます。