携帯電話の電波が届きにくい場所でも利用できる新たな通信衛星事業にシャープが参入します。世界的な通信大手と協業し、日本国内でのサービス展開を目指します。
シャープは世界的な衛星通信会社「SES」と協業すると発表しました。
「SES」が運用する中軌道衛星通信サービス「O3b mPOWER」を活用し、シャープが開発した端末を通じて、日本での通信サービス提供を目指すということです。
SESの衛星通信はメディア配信や航空・海事・政府機関など、幅広い分野で活用されていて、通信が集中する場所でも、安定した通信を維持できるのが特徴です。
一方、シャープはスマートフォン開発で培った技術を生かし、薄型・軽量の衛星通信用端末を開発しています。
2027年度に端末の販売だけでなく、回線システムの構築や運用まで含めたサービスの提供を目指すということです。
このサービスは、海の上や山の中といった電波の死角となる場所での利用を想定していて、具体的には、建設現場の重機の遠隔操作や無人車両の制御などでの活用が見込まれています。
現在の衛星通信市場では、アメリカのSpaceX社が提供する「スターリンク」など、海外企業が先行していますが、シャープは国産端末を強みに新たな収益の柱に育てたい考えです。
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