写真に写る女性と対面
その写真集の中にある、沖縄戦の激戦地・伊江島で撮影された1枚。正面を向きながらもカメラから視線を逸らす、若い女性。それが、玉城ハルキさんだった。
先週、ホリーニョさんはハルキさんのもとを訪れた。ハルキさんがカラー化された昔の自分と対面するのは、今回が初めてだった。
写真を見るなり、ハルキさんは1人の名前を呼んだ。
「長健も、あぁ…」「私のそばに…みんな懐かしい…」
そばに写る幼い従弟の姿を見つけたのだ。「白黒じゃなくてカラーだと、顔もはっきり見える」と、娘のめぐみさんも驚きの声をあげた。
写真が撮られたのは、1945年4月25日。伊江島のナーラ浜という場所に設けられた、民間人収容所でのことだった。














