夢にまで見た能登の空を舞うトキ
2026年5月31日の午後3時25分。村本さんが大役を任された放鳥箱の扉が開けられます。
澄み渡った空に、8羽のトキが一斉に飛び立っていきました。およそ半世紀ぶりに、能登の大空に再びトキが舞います。夢にまで見た光景。生涯をかけて恋をしたトキの姿。20年ほど前に肺がんを患い、右目の視力を失った村本さんの目にも、その姿はしっかりと見えていたと語ります。

村本義雄さん「心がすがすがしいというか、トキはどんな思いでこの能登の空気を吸って羽ばたいていったのかなと。能登に住み着いてくれればいいなという気持ちで、遠くへ飛んでいくのを見送っていました」
放鳥から1週間あまり。村本さんは、仲間たちと共に田んぼを訪れ、トキの木彫りのオブジェを設置しました。

村本義雄さん「この鳥は仲間やと思って、さっとここに降りてくる。それでここの田んぼに入って餌とると」














