静岡市立清水病院の運営を民間に委託する方針をめぐり静岡市は2026年6月29日、2回目の職員説明会を開きました。職員の不安は払しょくされておらず「診療科など病院機能が示されなかったのは残念だ」と不満を口にします。

〈緑の党グリーンズジャパン松谷清市議〉
「これまでの病院の経営改善に関わる取り組みについて、市としてどのように把握し、対応してきたのか」

質問戦最終日を迎えた静岡市議会6月定例会。

〈自民党静岡市議団鈴木直人市議〉
「職員の雇用保障は最重要事項であり、処遇の不透明さは離職リスクを高め、病院機能の低下を招きかねません」

29日も議題に上がったのは、市立清水病院の問題です。深刻な赤字経営が続く清水病院。静岡市は2027年4月から、清水厚生病院を運営するJA静岡厚生連を指定管理者にして一体的に運営する方針を示しています。

民間運営により、清水病院の職員は公務員の身分を失うことになりますが今後の処遇について十分な説明がないと反発。労働組合のアンケートでは4割を超える職員が退職の意向を示す事態になっています。

静岡市は29日、5月に続き2回目の職員説明会を開き参加した400人の職員に対し転籍後の処遇や今後のスケジュールなどを説明しました。

〈静岡市保健衛生医療課井橋俊光担当課長〉
「4月末に比べると職員の不安は軽減されて払しょくされているんじゃないか、ただ当然これで終わりではなくて、まだまだいろいろな質問をいただいている段階なので、そこは早期に詰めて職員の皆さんに提示していきたいと思っています」

市は8月に診療科などを提示し3回目の職員説明会を開くとしていますが職員からは医局の人事に間に合うのか、懸念の声が上がっています。

〈清水病院の職員〉
「清水病院がこれからどうなっていくのか、清水地域のためのことに関してはやっぱりまだ不安が残る印象でした」
「診療科がどうなるのかが全然今回も示されなかったのでそこは残念でした」

清水病院の指定管理者制度への移行をめぐっては、6月議会での議決が見送られました。静岡市は29日から7月10日まで清水病院での就業を継続するかの調査を行い、11月に最終的な意向調査を行う方針です。