島根県出雲市の商店街で発生し、鎮火まで丸一日かかった大規模火災。25日から実況見分が始まり、火災の原因やどのように燃え広がったかなど、調査が進められています。今回の大火事で、困難を極めた消火活動の様子が見えてきました。
火事発生は、23日午後7時半頃。JR出雲市駅近くのアーケード商店街「サンロードなかまち」は、建物が密集する地域だったこともあり、消火活動が難航し、火は東に燃え広がりました。
昌子秀記者「火災現場は、屋根に覆われたアーケード街ですが、そこには、万が一に備え、消火用の設備が設置されていました。」
送水口と書かれた道路脇に設置されたこの設備。ここから水を送ると、アーケード上部を通る送水管を通り、商店街の中に設置された放水口から水が出るようになっています。そこにホースをつなぐことで、より円滑に消火活動を行うことができます。
50メートルを超えるアーケードには、この「連結送水管」の設置が義務付けられています。当然、サンロードなかまちにも設置されており、アーケード内の地上に2ヵ所、屋根の上8ヵ所に放水口がありました。
実際に、消防隊員が屋根の上でホースを持ち、消火活動にあたる様子も確認できます。
出雲市消防本部 金山利宏次長「今回は、アーケードの上での消火も試みたが、その時はまだ屋根がきちっとした状態であったということで、上からの放水が、有効に燃焼実態に届かなかった。」「今回の火災に関しては、アーケードという形態が火災の延焼にはつながったのかなと考えている」
また、今回、はしご車による消火が始まったのが、2時間以上経過してからだったことについて、出雲市消防本部は、当初、アーケードの入口から60メートル付近で火災が発生していたため、はしご車からの放水は届かないと判断し、地上からの消火を優先させたということです。
一方で、西側は、路地を挟んでいたこともあり延焼は抑えられています。
しかし、結果的には、15棟から20棟が焼け、焼損面積は、およそ3400平方メートルにのぼる見込み。出火の原因を突き止めるとともに、今後の防火対策の見直しも求めらることになります。
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