2023年7月、静岡市清水区の国道1号静清バイパスで、設置作業中の橋桁が落下し作業員ら8人が死傷した事故を巡り、静岡地方検察庁は2026年6月26日、業務上過失致死傷の疑いで書類送検されていた、当時の現場責任者らを不起訴処分としました。

6月26日付で不起訴処分となったのは、事故当時、現場の責任者として作業にあたっていた、現場代理人の男性(31)、監理技術者の男性(50)、主任技術者の男性(54)の3人です

2023年7月6日に発生したこの事故では、静岡市清水区の国道1号静清バイパスで設置作業中の橋桁が落下し、男性作業員2人が死亡し、6人が負傷しました。3人は作業中に異常を認知しながらも、作業員の安全対策をせずに作業を続けて橋桁を落下させ、作業員らを死傷させた、業務上過失致死傷の疑いで書類送検されていました。

不起訴処分にした理由について静岡地検は、「捜査を尽くし、慎重に検討したが、本件事故の具体的な予見可能性や、結果回避可能性を認めることは困難であり、関係証拠の内容を踏まえて、不起訴処分としました」としています。

また、この事故を巡っては「サンドル架台」と呼ばれる設備の配置計画を作成しなかったなどとして、工事の元請け事業者や担当者らが労働安全衛生法違反の疑いで、静岡労働基準監督署から書類送検されましたが、いずれも6月26日付で不起訴処分となりました。

処分理由について静岡地検は、「本件各違反について、捜査を尽くし、事故との因果関係や関係証拠の内容を慎重に検討し、犯行後の状況などを踏まえて、不起訴処分としました」としています。