非薬物療法の重要性

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排痰療法(痰を上手に出す)

「ハフィング」という呼吸法が効果的です。声門を閉じずに「ハッ、ハッ」と吐く呼吸で、強い咳より負担が少なく、痰を口元まで運ぶのに有効です。

  • 深呼吸(鼻から吸って口からゆっくり吐く)を5回程度繰り返す

  • 口を開いて声を出さずに「ハッ!ハッ!ハッ!」と3〜5回、強く速く息を吐き出す

  • その後、咳をして痰を出す(咳は3回程度にとどめる)

栄養管理

肺MAC症では痩せ型・低体重の方が多く、以下のような栄養上の課題があります。

  • エネルギー不足、食欲低下、慢性炎症

  • 筋肉量の低下、呼吸仕事量の増加

  • 薬の副作用による食欲不振

高タンパク・高カロリーを意識した食事が大切です。

この記事は、第101回日本結核・非結核性抗酸菌症学会市民公開講座(岡山県健康づくり財団附属病院 西井研治院長)の講演内容をもとに構成しています。

【徹底解説④】では予防「身近なところにいる菌を避けるには?」についてまとめています。

【徹底解説①】症状:「初期の約70%に自覚症状なし」
【徹底解説②】診断:「菌がみつかった=診断確定」ではないことも
【徹底解説③】治療:「標準治療は?副作用は?」