新型コロナの感染が拡大した2020年以降、インフルエンザの感染は落ち着いていましたが、青森県内は12月、3年ぶりに流行入りしました。
来週からの新学期は、コロナとの同時流行が懸念される中、いま、薬局では、かぜ薬が品薄となっています。

※南内科循環器科医院 南收 院長
「検査させていただきます。いま、コロナとインフルエンザの同時流行がありまして、症状が非常に区別つきにくい部分がありますが、両方一緒に検出できます」
青森市にある南内科循環器科医院では13日、発熱外来に咳や発熱の症状で患者が訪れていました。いま、医療機関では発熱患者に対し、コロナとインフルエンザを同時に検査しています。

※南院長「12月の中旬くらいからインフルエンザの方が発症するようになり、多いは2人か3人、今までの傾向ですと、発熱患者の10人に1人くらいがインフルエンザ」

検査結果は、コロナが陽性の場合は「S」の部分にラインが出て、インフルエンザの場合はAまたはBにラインが出て、どちらの型なのかも判定できます。

※南院長「インフルエンザはかなりの高熱、40℃近いもしくは40℃以上の高熱が出て、頭痛や関節痛・筋肉痛。コロナの場合には発熱とのどの痛み、この2つがありますと、8割くらいはコロナの検査で陽性になっています」


青森県内では、昨年12月22日にインフルエンザが3年ぶりに流行入りし、きょう発表された感染者は1月8日までの1週間の間、報告を求めている医療機関だけで209人となり、前の週より89人増えました。


こうした中、ドラッグストアでは品薄となっているのがかぜ薬です。

※ハッピードラッグ青森観光通店 石井領太店長
「解熱鎮痛剤とかぜ薬、総合感冒薬が多く売れています。熱がある方も多いですし、最近多いのはのどの痛み」


12月下旬からは、発注しても希望通りの数が入荷できない状況となり、1人2点までに購入制限している薬もあります。ただ、在庫はあるとして“買いだめ”は控えてほしいと呼びかけています。
※石井店長「潤沢に在庫は回ってはいますので、あまり急いで必要以上の分を買うことなく、どれを飲めばいいのかわからないことがあれば、アドバイスしています」

青森県内では来週、多くの小中学校で新学期が始まるため、体調管理には一層の注意が必要です。コロナもインフルエンザも対策は同じ。マスクの着用や手洗い、ワクチンの接種に加え、換気を十分にして感染を拡大させないことが医療機関の負担軽減につながります。















