急速に進む円安。39年半ぶりの水準に迫っています。輸入食品が軒並み値上がりする中、それを逆手に取り「国産」に注目する動きが出てきています。

熱々の鉄板で焼かれたステーキ。働く皆さんの「力の源」になっていました。

「(午後の)仕事がんばります」
「たまに、贅沢はいいと思います」

アメリカ産の牛肉を主に使っているこちらのステーキ店では、急激に進む「円安」が直撃しています。

ビーフアップ トーキョー 山下耕司 代表
「正直かなり厳しい状況ですね。(1キロ当たり)200円~500円ぐらい上がっている」

例えば、こちらの1480円の「ステーキ重」でみてみると、リブロースをおよそ150グラム使っているため、この1年で仕入れ値が30円ほど上がっている計算に。

1500円のハラミステーキでは、仕入れ値が60円ほど値上がっているといいます。

「店の営業時間を短くしたり」「肉の種類を絞って、少しでも安く仕入れたり」するなどの対策をしているのですが、もう打つ手がないのが現状です。

そこで今、注目しているのが!

ビーフアップ トーキョー 山下耕司 代表
「輸入牛に頼らず(国産)和牛を使って付加価値をつける」

値段の差が小さくなってきた国産牛肉をランチにも使うことを検討しているといいます。

急速に進む円安。先週金曜日、円相場は一時1ドル=161円80銭台をつけるなど、およそ39年半ぶりの水準に迫りました。

止まらない「輸入牛肉の高騰」。たとえば「牛肩ロース」の場合、アメリカ産の1キロあたりの卸売価格は去年4月は1698円でしたが、今年4月は2258円と、3割以上高騰しています。ハラミやタンなどの人気の部位も1年間で2割ほど高値に。

スーパーでも…

「高嶺の花になっていきますね」

こちらでは、アメリカ産の牛肉が1年前と比べて1.5倍ほど高騰しているといいます。

以前は売り場に輸入牛のほうが多かったといいますが、今は国産牛の方が多い日もあるそうで…

スーパーセルシオ和田町店 部長 鶴田聡さん
「国産牛も高いには高いが、海外産の上り幅ほどは上がっていないので、より国内産のお肉を提供することが一番お客様のためになると思う」

家計を悩ませる値上げの波は、この先もじわりと広がりそうです。