天皇陛下は、オランダで開かれた晩さん会で、400年以上続く日蘭交流において長崎が果たした役割などについて思いを語られました。

現地時間の6月17日夜、天皇陛下はオランダの首都アムステルダムで開かれた晩さん会に出席されました。この中で陛下は、日本とオランダの深い関わりについて、長崎の歴史を織り交ぜながらあいさつされました。

天皇陛下:
「長崎の出島にある約5メートルの狭き橋が、200年以上にわたり、日本とオランダ、そして西洋世界を結び付けていました」

また、陛下は当時皇太子だった2000年に、日蘭交流4百周年を記念して長崎を訪れたことも述べられました。

天皇陛下:
「長崎県と大分県で行われた記念式典に、ご一緒に出席したことは、このような両国間の長い交流の歴史を振り返る上で貴重な機会になりました」

陛下は翌日長崎の姉妹都市・ライデン市のライデン大学を訪れ、日本とオランダのゆかりの品を見学されました。

日蘭の歴史に詳しい活水女子大学の赤瀬浩教授は、陛下にとって長崎とオランダの歴史を知る貴重な機会になったのではないかとみています。

活水女子大学 赤瀬浩教授:
「ライデンは長崎で有名なシーボルトゆかりの場所。特にライデン大学に植物園があり、シーボルト庭園日本あじさいをご覧になったのではと思います」

今回の陛下のオランダ訪問で存在感を示した長崎。赤瀬教授は、両国の歴史を語る上で欠かせないまちであることを今後も伝えていきたいとしています。

活水女子大学 赤瀬浩教授:
「長崎は日本の一番端の町、オランダから見た長崎は日本の本当の玄関口、オランダと繋ぐ大事な町である認識している。わたしたち長崎は語り継いでいかないといけないと思います」