円安が進んでいます。円相場は一時、1ドル=161円80銭台をつけ、およそ39年ぶりの水準目前に。中東情勢の影響で、食料品の負担が3万円近く増えるとの試算も出ています。
いま、食卓の“頼みの綱”にも値上げの波が襲っています。
新鮮市場 東本郷店 飯田智成 店長
「ここ鶏肉のコーナーなんですけど、値段がうなぎのぼりに上がって」
牛肉や豚肉より手ごろで、毎日の献立にも使いやすい鶏肉。しかし、農水省の調査では、鶏もも肉の店頭価格は、100グラムあたり155円と最高値を更新したのです。
背景にあるのは、世界的な鶏肉需要の高まりにくわえ、飼料代や物流費の高騰です。
さらに…
新鮮市場 東本郷店 飯田智成 店長
「包装資材でも、毎月10万円くらい上がった。パックだけで」
石油由来の食品トレーなどにも、コスト高の波が及んでいます。
ただ、中東情勢の影響が出てくるのは、むしろこれからだと専門家は指摘します。
みずほ総合研究所 酒井才介 主席エコノミスト
「秋以降にかけて本格化していって、2027年にかけて値上げの動きが広まっていく可能性が高い」
試算では、▼調理食品で6000円から7000円、▼肉類で2500円から3500円、▼乳製品・卵で2000円から3000円ほど、負担が増加。家計負担は年間で3万円にものぼるといいます。
さらに値上げラッシュの“火種”は、ほかにも…
記者
「歯止めのかからない円安は、ついに歴史的な水準が視野に入りました」
きょう未明、1ドル=161円80銭台と、およそ39年ぶりの円安水準に迫った円相場。アメリカのFRBが年内に利上げするとの観測で、ドルが買われました。
これに片山財務大臣は…
片山さつき 財務大臣
「投機的な動きがあれば、断固とした措置をとる」
市場をけん制しましたが、円売りの流れは変わらず。
中東情勢によるコスト高に、止まらない円安。家計を悩ませる値上げの波は、この先もじわりと広がりそうです。
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