検察側・遺族代理人からの質問 追及に窮する場面も
しかし、弁護人による心情的な質問が終わり、再び検察側や被害者遺族の代理人弁護士からの質問になる、内田被告の回答のニュアンスは再び硬化していきました。
(検察官からの最初の質問での「長い沈黙」)
弁護側の質問が終わり、検察側が「なぜ今、涙を流して泣いたのですか?」と問いかけました。これに対し、内田被告は30秒以上にわたって沈黙。正面をじっと見つめたまま一切言葉を発せず、裁判長から「答えますか?」と促されても沈黙を貫いたため、検察官から「答える気がないと判断します」と次の質問へ進められる一幕がありました。
(携帯電話の破壊を巡る不自然な供述)
事件後、内田被告は警察の捜査から逃れるために、車内にあった「反社(会的勢力)との連絡用の携帯電話(飛ばしの携帯)」を地面に叩きつけ、タイヤで轢いて損壊し、SIMカードを抜いて証拠隠滅を図ったと主張していました。しかし、実際に内田被告が破壊した携帯電話は、「女子高校生の携帯電話」であったことが証明されています。検察官から「なぜ間違えたのか」と問われると、内田被告は「当時は自分の飛ばしの携帯だと思い込んでいた」と答えました。検察官が「女子高校生の携帯は紫色で画面が大きく、飛ばしの携帯は白色で一回り小さく、中央にホームボタンがある。色も形も機能も全く違うのに、取り違えるはずがない。あなたの作り話ではないか」と厳しく追及しました。これに対し、内田被告は沈黙を挟みながらも「そうは思いません」「間違えました」と不自然な主張を変えることはありませんでした。














