実証実験に参画する業種も拡大

ここにきて、実験に参画する業種も広がりを見せています。建設業界向けの商社「仙台銘板」ではー。

<仙台銘板 ITプリセールス課 小山拓也さん>
「重いものを運搬できるのと人を追尾して後をトコトコとついていくシステムになっています」

前面のセンサーが人を感知していくという仕組みで、工事現場で、従業員が重たい荷物を運ばなくてもよくなるといいます。

「西尾レントオール」では、MITRAの上に工事現場などで見かけるバルーン型の照明を載せ、ラジコンカーのように動かせるようにしました。人手不足や高齢化が課題の建設業界の悩みを解決しようとしています。

<西尾レントオール 片山伸也開発課長>
「(従来のものは)台車とはいえ人が運んで、コロコロ転がしていくが重労働になっていた。自走式というのは非常に楽というメリットがある」

さらには、従来の自動運転の枠を超えた開発にチャレンジする企業も現れました。

<ローム 新領域開発課 矢熊宏司課長>
「地図を使わずに自律走行できてしまう。車だと運転手にあたる頭脳モジュールが最大の特徴」

人間の脳の仕組みをヒントにしたモジュールが自ら状況を判断しながらロボットを動かします。

<ローム 新領域開発課 矢熊課長>
「頭脳を開発しても足回りでトラブルになり、開発が進まないことがあるが、MITRAのように足回りに特化しノウハウを固めているところと一緒にやるのはかなりの助けになる」

<スズキ 次世代モビリティ事業部 前田真志さん>
「現場本来の課題は、現場の人たちでないとわからない。協力をいただきながら、各社のソリューションとして世の中に出していただく。そこを足回りから支えていくことをスズキとしてやり続けたい」

MITRAを活用した実験は現在70社にものぼり、その枠、そして可能性はまだまだ広がろうとしています。