冬のオリンピック7大会連続出場を果たしたスノーボードの竹内智香さんの引退と新たな門出を祝う「感謝と門出の会」が、竹内さんが活動拠点とする北海道東川町で13日開催されました。

会場には柔道の野村忠宏さんやスピードスケートの清水宏保さんら豪華アスリートなど約200人が集結。笑顔と涙に包まれた温かいパーティーで語られた竹内さんの視線の先にあるものとは…

メダリストやレジェンドが北海道東川町に集結

竹内智香さんとの思い出を語る佐々木明さん(左)と清水宏保さん(中央)、野村忠宏さん(右)【この記事の画像を見る】

オリンピック柔道史上初の3連覇を果たした野村忠宏さんとスピードスケートで金・銀・銅メダルを獲得した清水宏保さんが思い出を語って会場を沸かせ、スキーアルペンのレジェンド・佐々木明さんが一緒にステージに立つことに困惑する…

こんな豪華なパーティーが13日、北海道東川町で開かれました。

竹内智香さん(13日北海道東川町)【この記事の画像を見る】

主役は2014年のソチオリンピックパラレル大回転で、日本スノーボード初の銀メダルを獲得するなど、冬のオリンピックに7大会連続で出場し、ギネス世界記録に認定された旭川市出身で東川町に活動の拠点を置く竹内智香さん。

会場で披露されたギネス世界記録認定証【この記事の画像を見る】

今年2月のミラノ・コルティナオリンピックを最後に引退した竹内さんのセカンドキャリアのスタートを祝おうと、東川町と後援会が企画した「感謝と門出の会」です。

パーティーには東川町の人だけでなく、竹内さんの競技生活を支えてきた人たちや交友のあるアスリートなど約200人が集まりました。

竹内さんとの思い出を語る広島ガス松藤研介会長【この記事の画像を見る】

所属する広島ガスの松藤研介会長は、2018年平昌オリンピックのあとの休養の経緯も含めた知られざる逸話を披露。

バドの小椋久美子さんが花束贈呈、陣内貴美子さんが乾杯の発声を…

花束を渡したバドミントンの小椋久美子さんは、竹内さんとの思い出を語る中で、涙ぐむ場面もありました。

花束贈呈後の竹内さん(左)と小椋久美子さん(右)【この記事の画像を見る】

乾杯のあいさつは、交友のあるバドミントンの陣内貴美子さんが行いました。

乾杯の発声を行う陣内貴美子さん【この記事の画像を見る】

陣内さんからは、懐に入るのが上手で、応援したくなるという竹内さんとの人柄を示すエピソードが語られました。

笑顔と涙のあふれる「感謝と門出の会」。

会場のレストランは、竹内さんが1994年にスノーボードを始めたキャンモアスキービレッジの隣にあります。

「28年間、競技を続けられる環境にあったことが奇跡」

竹内智香さん【この記事の画像を見る】

長野オリンピックを見てオリンピックを目指した竹内さんは、あいさつの中で、パイオニアの先輩に引っ張ってもらった競技生活の序盤、そして自信をもって臨んだソチオリンピックでの銀メダル、休養を経て臨んだ北京とミラノ・コルティナオリンピックまでの競技生活を振り返りました。

そして最後に「28年間競技を続けられる環境にあったことが奇跡で、ありがたいこと。応援してくださる皆様、数えきれないすべての皆様に支えられて得られた28年間であり、それは競技で得た成績以上に皆様と出会えたこと、積み重ねたことがメダル以上の宝物、財産だという風に感じています」と感謝の言葉を口にしました。

会では、竹内さんがサポートし、東川町を拠点に活動するスノーボード選手の篠原琉佑さんも紹介されました。

篠原琉佑さんを紹介する竹内智香さん【この記事の画像を見る】

長野県出身で東川町在住の篠原さんは、2026年3月にスノーボードワールドカップで表彰台に立つなど実力を伸ばしていて、竹内さんは篠原さんへの支援を呼び掛けていました。

大きな打ち上げ花火を上げるのではなく、地道に…

今後について取材に答える竹内智香さん【この記事の画像を見る】

自らの今後について竹内さんは「慌てて大きな打ち上げ花火を上げるのではなくて、地道に、今あることを継続することを大切に思っています」と話す一方、活動拠点とする東川町について、色々なところから色々な人が集まって元気になっていると魅力を語り、東川町で得たものを色々なところで伝えていきたいと抱負を述べました。