「利上げ」専門家の見方は
今回の利上げは半年ぶりで、政策金利1.0%は31年ぶりとなります。ところが、海外と比べるとだいぶ低いようです。

▼アメリカFRB:政策金利3.5~3.75%
▼ヨーロッパ中央銀行:貯金金利(6月17日~)2.25%
ハロルド・ジョージ・メイさん:
車がブレーキを踏んですぐに止まらないように、金利も上げてすぐに物価上昇が抑えられるわけではありません。物価の上昇を抑えるには、大体1年~1年半かかると思います。
日銀も、世界の中央銀行も先のことを見据えて、今やらないといけないことは何なのか、この判断が難しいからこそ、いつも議論します。このことは忘れてはいけません。

井上キャスター:
日銀政策決定会合の元審議委員の野村総合研究所 エグゼクティブ・エコノミストの木内登英さんによると、「植田総裁ら執行部は利上げに慎重だったが、4月以降『物価高への対応が遅れている』という意見が増え、今回の利上げにつながった」と言います。
さらに、日銀の関係者は、「政府の物価高対策で見えにくくなっているが、裏では物価がものすごい勢いで上がっている」「手遅れだったと後々に評価される可能性は否定できない」と述べています。
ハロルド・ジョージ・メイさん:
今回の利上げはマーケットも織り込み済みで、日銀もすぐに(次の利上げへ)踏み切ることはないと思います。今後の注目イベントとして、1つ目にアメリカの中央銀行にあたるFRB(米連邦準備制度理事会)が、6月16日から、トランプ大統領に指名された新議長のもとでFOMC(米連邦公開市場委員会)を開催します。
2つ目は10月、日銀の金融政策決定会合で再び金利を上げるのであれば、これはかなり強いブレーキを踏むことにつながります。むしろそこが注目だと思います。














