今年2月に岡山市東区で行われた西大寺会陽の宝木(しんぎ)争奪戦で2人が死亡した事故を受け、新たな動きです。関係者による会議が開かれ、来年も祭りを開催する方針を固めた一方で、宝木争奪戦の実施については今後、検討していくことが分かりました。

西大寺会陽を主催する奉賛会の役員会が開かれ、話し合われたものです。

会の冒頭で、黙祷が捧げられました。

(西大寺会陽奉賛会 大森實会長)
「奉賛会を代表いたしまして、衷心よりお悔みを申し上げます」

西大寺会陽は、宝木と呼ばれる一対の木の棒を、まわし姿の裸の群れが奪い合う伝統の祭りです。

今年2月

今年2月、その争奪戦の最中に男性3人が意識不明の状態で見つかり、1人は意識を取り戻しましたが、2人が死亡しています。

役員会では、人命を最優先にしたうえで伝統を重んじ、祭りを続けていく方針が示され、再発防止策などが話し合われました。来年の詳細については、秋ごろまでに奉賛会が決めるとしています。

(西大寺会陽奉賛会 大森實会長)
「500年続く伝統行事でございますから、その部分は形を変えましても続けて参りますけれども、争奪戦をどうするかということは、まだこれから7~9月と検討を慎重に進めていきたいと思います」

また、再来年については、外部の有識者も交えた「西大寺会陽あり方検討委員会」を設置し、長期的に会陽の安全対策などについて協議していくということです。