9月に愛知・名古屋で開催されるアジア大会の陸上の日本代表内定選手9人が15日、会見に臨んだ。

日本選手権の男子400mハードルでU18世界最高記録となる48秒09をマークし優勝した高校生・後藤大樹(17、洛南高)は、「日本選手権では、何か夢を見てるような気持ちで、今も代表になるという実感はそんなに湧かないままでいる。普通の高校生で経験できないような経験をさせてもらってるなと幸せな気持ちでいっぱい」と話した。

好記録のご褒美を聞かれた後藤は、「予選は柴田先生(洛南高校監督)に何食べたいって聞かれて、『ウナギ』って言ったら特上をご馳走になり、決勝は何かなと期待してたんですけど颯爽と帰ってしまった。僕は母と祖母と一緒に焼き肉屋に行って焼肉を食べさせてもらいました」と会場を笑わせた。

後藤は、予選で48秒31をマークし、為末大の高校記録(49秒09)を30年ぶりに塗り替える高校新。さらにU18、U20の日本記録、そしてU18の世界最高記録を更新した。翌日の決勝は自身の記録をさらに更新する48秒09の日本歴代4位のタイムで初優勝。代表内定をつかみ取った。

アジア大会について問われると、「やるからには一番上を目指して皆さんをびっくりさせるような、(さらに)自分自身もアジア大会で楽しめたらいいなと思っています」と宣言。
「陸上を始めたときの目標にメジャースポーツにするという目標がずっとあって、昨日の日本選手権でもほぼ満席近く埋まってるシーンもあった。(自分自身も)人を楽しませるエンタメ性を秘めた選手になるので、会場にいっぱい来てくれたら嬉しいです」と初々しく語った。

会見に登壇した男子110mH・村竹ラシッド

110mハードルの村竹ラシッド(24、JAL)は去年の東京世界陸上をきっかけに陸上人気を実感していると話す。自国開催となるアジア大会も「東京世界陸上と同じぐらい陸上を盛り上げられるチャンスだと思う。選手は記録や結果で盛り上げられたらというふうにも思います。メディアの皆さんや観客の皆さんも一丸となって盛り上げてもらえたらすごく嬉しい」。本番に向け「今から楽しみ。もちろん優勝とアジア記録更新を目指して頑張りたいと思います」と意気込んだ。