コロナ禍で減少したインバウンド需要の回復へ、石川県が今目をつけているのはアメリカです。県はアメリカの旅行会社を招いて石川の魅力をPRする視察ツアーを行っています。
「カンパーイ!」(視察に招かれた担当者)
日本酒を試し飲みする3人のアメリカ人。それぞれ、現地の富裕層を対象に事業を展開するアメリカの旅行会社の社員です。
視察の場所のひとつが、2017年に設けられた小松市の日本酒醸造所・農口尚彦研究所です。
杜氏・農口尚彦さん(90)
「喜んでもらえるよう模索して、皆さんの国の人にも喜んでもらえるものを作りたいと思っている」
酒造りのこだわりについて農口さんが自ら語りかけます。
アメリカから観光客を誘致するための旅行会社向けツアーですが、去年9月、県に代わって現地で石川県のPR事業を行うパートナー“観光レップ”が開設されたことがきっかけでした。
ケンジントンツアーズ ジェシパー・ジョザンヌさん
「石川でいろいろな体験ができる。酒の試飲や窯の訪問などの体験を勧めたい」
トラベルエッジ キャサリン・シェリルさん
「石川にくるのは初めてであまり知らなかったけど、本当にすばらしい人、美しい場所。アメリカに戻っていろいろな顧客に石川へ行くよう勧めたい」
アメリカから石川県を訪れた人は2019年、宿泊者数で延べ5万8376人に上りましたが、コロナ禍以降の2020年は4031人に、おととしは935人と大幅に落ち込みました。アジア圏にとどまらず、アメリカも県にとっては魅力的なマーケットです。アメリカの旅行会社の商品に石川県を組み込んでもらいたい考えです。
県国際観光課・表口優実子さん
「(アメリカは)市場が大きいので事業を強化することで誘客が拡大できると考えて招へいした。見るだけでなく施設の背景にあるストーリーや文化なども伝えられるようなコースにしている」
この視察ツアーは1月15日まで4泊5日の日程で行われ、13日以降は温泉旅館に宿泊しながら、輪島や金沢の観光地を巡ることになっています。














