■練習試合 山梨学院11―1千葉経済大付(14日、山梨学院グラウンド)
プロ野球、今秋ドラフト1位候補として注目を集める山梨学院・菰田陽生投手(3年)が14日、千葉経済大付との練習試合に登板。10球団30人のスカウトが見守る中、3回34球を投げて無安打無失点、2奪三振の快投を披露し、完全復活を印象付けた。
菰田は今年3月の選抜高校野球大会1回戦・長崎日大戦で、一塁の守備中に走者と交錯。左手首付近を骨折し、戦列を離れていた。それから約3か月。現在は打撃練習も再開しており、順調な回復ぶりを見せている。
この日は3回からマウンドに上がると、四球を1つ与えたのみ。3イニングをノーヒットに抑え、この日の最速146キロを2回計測するなど、持ち味の力強い直球と変化球を織り交ぜた安定感のある投球を見せた。
視察したNPB球団のスカウトは「技術的にもまだまだ伸びる可能性がある。素材として非常に楽しみな投手」と高く評価。「ストレートは球持ちが良く、十分に上位候補。サイズがありながらバント処理など細かなプレーもできるのが魅力」と将来性に太鼓判を押した。
登板後、菰田は「甲子園でけがをしてから、本格的な登板は久しぶりでしたが、内容的にも次につながるピッチングができたと思います」と振り返った。
大勢のスカウトが集結した中でのマウンドにも「緊張はありましたが、自分のピッチングをしようと思っていました。最近はブルペンの状態も良かったので、それを意識して投げた結果が良かったです」と冷静だった。
この日は球場のスピードガンで一時164キロの表示も出たが、「164キロは出ていないと思います」と苦笑い。「でも、いつか出せるように頑張りたい」と謙虚な一面ものぞかせた。
夏の大会へ向けては「時間はあまりないですが、まずは絶対に甲子園に出ること。そして優勝できるように頑張りたい」と力強く語った。
【菰田 陽生(こもだ はるき)】
2008年12月21日生まれ。195センチ、100キロ。右投げ右打ち。千葉県御宿町出身。御宿小学校(御宿少年野球クラブ、九十九里リトルリーグでプレー)〜御宿中学校(千葉西リトルシニア所属)~山梨学院高校。憧れは大谷翔平。自己最速152キロ。














