日本航空の客室乗務員が規定に反した過度な飲酒をして出発便が遅れた問題で、国土交通省は「安全管理システムが十分に機能していたとは言えない」として厳重注意の行政処分を行いました。
この問題は先月23日、日本航空の広島発=羽田行きの便で、乗務予定だった50代の客室乗務員が同僚の30代の客室乗務員と前日に規定に反した過度な飲酒をして、出発前の検査でアルコールが検知されたため出発がおよそ40分遅れたものです。
50代の客室乗務員は、本来は出勤前にホテルで行わなければならない事前検査を空港に着いたあとに実施していて、アルコールが検知されないよう時間を稼ごうとしていました。
さらに、2人とも会社の聞き取りに対し、規定に反した飲酒はしていないと虚偽の報告を行っていたということです。これを受け、国土交通省はきょう、「事実を隠蔽しようとしたと認められる」「安全管理システムが十分に機能していたとは言えない」などとして厳重注意の行政処分を行い、再発防止策を策定し来月17日までに報告するよう求めました。
日本航空は50代の客室乗務員を懲戒解雇とし、30代の客室乗務員は出勤停止の処分としました。
日本航空は「度重なるアルコールに関する不適切事案を受けて再発防止策を進めていたにもかかわらず、今回の事案を発生させてしまったことを極めて重く受け止めております。お客さま、関係する皆さまに対し、多大なるご心配とご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます」としています。
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