退職金上乗せでセカンドキャリアにチャレンジも

藤森祥平キャスター:
なかなか厳しいですね。
小川彩佳キャスター:
ちょっとお腹がキリキリしてくるようなVTRでしたね。
藤森キャスター:
皆さんが、このようなケースではないと思いますけど、でもこういう現実があるんだなと。
小川キャスター:
VTRの中で転職活動をされていた岡田勝男さんは、その後どうなったのでしょうか?
報道局経済部 岩井宏暁 記者:
岡田さんは、その後仕事が見つかり、今は地元・静岡の会計事務所で働いています。リスキリングをしながら、独立に向けて引き続き活動を続けているということです。

藤森キャスター:
「黒字リストラ」を行っている企業が今増えているということですが、企業の狙いとしては、中高年が多い年齢構成を整えたい。
その他にも理由があり、産業構造が今変わってきています。例えば、家電からAIや、自動車もEVや自動運転などに変わっていくなかで、新しい技術を持つ人材を確保したい。
AIが普及しているため、業務全体の見直しをすることで人員整理も行いたいということです。

教育経済学者 中室牧子さん:
「黒字リストラ」の特徴は、経営が厳しいということではなく、将来の競争力を維持したいという企業の思惑があります。
日本の場合、人口が減少しているので、需要は減少していくでしょう。AIの登場により、業務の効率化も図られるので、そういったことを考えると、今のうちにやるべきことをやっておこうということなんだと思います。
これまでの技術進歩は、どちらかといえばブルーワーカーの人たちに影響が大きかったのですが、生成AIは違います。ホワイトカラーを含めて、かなり広い業種に影響があると思います。年齢層も、必ずしも中高年だけに影響があるというふうには言えないかもしれません。
藤森キャスター:
そうなると人の移動が活発になる可能性があるわけですよね。
パナソニックグループは2025年に1万人の早期希望退職者を募り、応募者は1万2000人になりました。なぜこんなに多いのでしょうか。

岩井宏暁 記者:
やはり退職者にとってもメリットが大きいということが言えると思います。
企業も黒字なので、退職金を上乗せすることができます。とある企業では退職金に加え、5~6000万円ほどもらっている社員もいたということです。
そのため、セカンドキャリアを考えているのであれば、それを元手に、例えば独立したり、次のステップに比較的安心してチャレンジできるところが一つのメリットかなと思います。
小川キャスター:
とはいえトータルで見ると、定年まで働くよりも収入は減ってしまうという方のほうが多いのではないでしょうか。

岩井宏暁 記者:
おっしゃる通り、何もしなければ損をするという考え方もあります。今人生100年時代と言われているなかで、定年後もやはり働かなきゃいけない、セカンドキャリアを考えた時に、どのタイミングで自分は次のステップに行くのかということを常に考えなければいけません。
そのような時に、会社としては支援をするというところで、結構メリットはあるというふうに思われています。














