世界で初となる「完全養殖ウナギ」の一般販売が始まりました。天然資源の減少で価格の高騰が続いていますが、私たちの日常の食卓に手頃な価格で並ぶ日が来るのでしょうか。今後は都内のデパートでの試験販売も予定。実現に向けた取り組みの最前線を追いました。

初の試験販売は即日完売

試験販売が行われたのは、東京・築地のうなぎ料理店。完全養殖ウナギの冷凍かば焼き1尾4500円(税込み)は、数量限定の45尾が即日完売しました。

価格は通常の養殖ウナギの約2倍でしたが、消費者の関心の高さを示す結果となっています。

販売したのは、1973年設立の山田水産(大分県佐伯市)です。約30年前から鹿児島の工場でウナギの養殖事業を展開。2018年に完全養殖に着手し、2022年からは国の水産研究・教育機構と共同で技術開発を進めてきました。