物価の高騰は、旬の味覚にも影を落としています。
青森県南部町の観光農園は、サクランボ狩りの入園料を5年ぶりに値上げすることを決めました。

今野七海 記者
「徐々に赤く色づきはじめたサクランボ。南部町では15日からサクランボ狩りが始まるため待ち遠しいところですが、ここにも中東情勢の波が押し寄せています」

南部町にある29の観光農園で6月20日から始まる「サクランボ狩り」。

この入園料が5年ぶりに値上がりして、中学生以上が400円アップの1700円となりました。

この値上げは、中東情勢の影響が出る前から続いていた物価高騰を考慮して決まったものでした。

ただ、小沢田観光果樹園では当初の想定になかった中東情勢により、サクランボを詰めるパックや袋が、7月の仕入れ分から3~5割ほど値上がりすることになり、苦境に立たされています。

小沢田観光果樹園 小澤田 誠さん
「入園料を上げたので、なんとか…と言っても、これから厳しくなってくるのかなと…。通常の物価高騰や人件費を考えての値上げでしたので、このようにイレギュラーな値上げは考えてなかったです」

とくに深刻なのは、持ち帰り用の箱を入れるサクランボ柄が印刷された「ポリ袋」です。業者から生産を終了すると伝えられ、いまある在庫がすべてとなっています。

小沢田観光果樹園 小澤田 誠さん
「資材や袋とかプラスチック製品で梱包したりするので、袋やクッションも考えていかなければならいない。代替品を探してですね。どのくらいまで値上がりするのか心配・不安です」

こちらの観光農園では資材やパックなどは、今シーズンのサクランボ用の在庫は確保できていますが、9月から始まるリンゴ狩りに使う分は、これからの発注になるため先行きは見通せず、不安を募らせています。

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