“労働者の街”大阪市西成区。その象徴だった「あいりん総合センター」の建物本体の解体工事が始まりました。
1970年に開設された「あいりん総合センター」は、2019年、耐震性を理由に建て替えが決まりました。
去年12月からアスベストの除去などが行われ、6月9日朝、建物本体の解体工事が始まりました。
あいりん総合センターは、日雇い労働者たちに建設作業などの仕事を紹介するほか、市営住宅や病院も併設されていました。最盛期には全国から2万5000人の労働者が集まり、「労働者の街・西成」を象徴する施設でした。
地域の高齢化が進む一方、インバウンドの増加などで西成の街も変わりつつあり、日雇い労働者の簡易宿泊所が並んだ通りも、一部を除きホテルへと変わっています。そんな中でのセンター解体に、住民らはさみしさを口にします。
「一つの時代の流れだと思います。やむをえないと思います」
「うちらの憩いの場所であって、寝たり将棋を指したり。そういうのが一切なくなるからね」(センター近くの住人らの話)
市などによりますと、跡地には新しい職業安定所などができるほか、多目的ホールや子育て支援施設などを整備することも検討しているということです。
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